塗り替えするときの下塗りは必要?下塗りの重要性を徹底解説
今回は、『塗り替えするときの下塗りは必要?下塗りの重要性』を徹底解説していきます。
塗装の下塗りは、上塗り塗料との密着性や下地の調整など、とても重要な役割を果たすとともに上塗りの性能や仕上がりに影響します。
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外壁と屋根の下塗りの重要性
1. 密着性の向上
下塗りは、上塗り塗料が下地にしっかりと密着するための接着剤のような役割を果たします。下塗りを行わないと、上塗り塗料が剥がれやすくなり、耐久性が大幅に低下します。特に、無機や光触媒、フッ素などの塗料が直接密着しにくい塗膜には、難付着専用の下塗り材が必要になってきます。
2. 下地の調整
下塗りは、下地の表面を均一にし、上塗りを滑らかに仕上げるために必要です。傷や凹凸、下地の吸収性の違いをカバーすることで、最終的な仕上がりが美しくなります。また、下塗りを施すことで、上塗り塗料のムラを防ぎます。
3. 耐久性の向上
下塗りは、塗膜全体の耐久性を向上させます。例えば、サビ止め効果のある下塗り材は、金属部分を腐食から守ります。また、湿気や紫外線などの外的要因から塗膜を守る役割もあります。
4. 上塗り塗料の節約
下塗りを行うことで、上塗り塗料の吸収が抑えられ、必要な塗料の量が減少します。これはコスト削減につながり、上塗りを均一に仕上げる効果もあります。
5. 適切な色の発色
下塗りは、上塗り塗料の発色を良くするためにも重要です。特に明るい色を使用する場合や、下地の色を隠したい場合には、遮蔽性のある下塗り材が必要になります。
まとめ
下塗りを省略すると、見た目や耐久性に悪影響を及ぼす可能性が高く、塗装全体の品質が著しく低下します。適切な下塗り材を選び、正しい工程で施工することで、長持ちし、美しい仕上がりを実現できます。無機や光触媒、フッ素塗料などが塗装されている材質のものは塗料が付きにくいので専用の下塗りを塗装する必要があります。
ただし、下地の状態がよく上塗り塗料の密着がいい場合は、下塗りを省いて上塗り2回塗りの場合もあります。
塗り替えなどの塗装を検討している場合、下塗り材やその役割について具体的に知りたいことがあれば
名古屋市の『街の外壁塗装やさん名古屋南店』までお気軽にお問い合わせください。
街の外壁塗装やさんとは|その企業理念と皆様にお伝えしたいこと
外壁と屋根の下塗り材の種類
外壁の下塗り
-
シーラー
- 主な用途: 外壁材(特にモルタルやコンクリート)の下地強化や吸い込み防止。
- 特徴:
- 下地への浸透性が高く、劣化した下地を補強。
- 吸い込みムラを防ぎ、上塗りの発色を均一にする。
- 適用材質: モルタル、コンクリート、サイディングボード。
-
フィラー
- 主な用途: 外壁の凹凸を平滑にし、クラック(ひび割れ)を埋める。
- 特徴:
- 厚みを持たせることが可能。
- 下地の補修効果が高い。
- 適用材質: モルタル壁など凹凸が多い下地。
-
プライマー
- 主な用途: 下地と上塗りの密着を高める。
- 特徴:
- 密着性に優れ、特に非吸収性の素材に有効。
- サイディングボードや金属面にも使用。
- 適用材質: サイディング、金属、FRP(ガラス繊維強化プラスチック)など。
屋根の下塗り
-
ルーフプライマー
- 主な用途: 屋根材の下地強化と上塗り塗料の密着性向上。
- 特徴:
- 金属やスレート瓦に適した製品が多い。
- 上塗り材との相性を考慮した製品選びが重要。
- 適用材質: スレート瓦、金属屋根(トタンなど)。
-
エポキシ系プライマー(錆止め塗料も含む)
- 主な用途: 特に金属屋根や腐食しやすい下地の防錆効果を兼ねた密着性向上。
- 特徴:
- 防錆効果があり、金属屋根に特化。
- 耐久性が高い。
- 適用材質: トタン屋根や金属屋根。
-
吸水防止型下塗り材
- 主な用途: 吸水しやすい屋根材(スレートやセメント系)に使用。
- 特徴:
- 吸水を防ぎ、塗膜の耐久性を向上。
- 劣化したスレートの補強も可能。
- 適用材質: スレート、セメント瓦。
選定時の注意点
-
素材との相性
- 外壁や屋根の素材によって、使用する下塗り材を選ぶ必要があります。
- 例えば、モルタルにはフィラー、サイディングや金属にはプライマーが適しています。
-
上塗り材との適合性
- 上塗り材との組み合わせにより、適切な下塗り材を選ぶことが重要です。
- 例えば、無機、光触媒、シリコン系、フッ素系の上塗り材には、それに対応する下塗り材が必要。
- 塗料メーカー推奨の下塗り材を極力選択する必要があります。
-
下地の状態
- 劣化が進んでいる場合は、補修効果のある下塗り材(高浸透シーラーやフィラー)を選択。
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