ベランダの鉄部とウッドデッキの施工前

経年劣化はしていますが、お客様ご自身でウッドデッキの塗装をされていたり、悪くなったところは交換されていたりしたので、ウッドデッキの状態は、それ程悪くありませんでした。

使われていた木部用の塗料でも水性系の塗料を使用されてい為に、木の中まで塗料が浸透しなかったために経年劣化によって塗膜の表面が剥がれてきていました。

鉄部とウッドデッキのケレンと清掃

ウッドデッキはビスで固定されていませんでしたので外しました。

皮スキとペーパーを使用してケレンと清掃をしていくのですが、鉄部は過去に何回も塗装されており、最初の頃はコールタールで塗装されて、最後に塗り替えされたときは水性の塗料を使用されていたために、錆が発生しても塗膜で覆われている状態でした。
思いのほか鉄部の塗膜が剥がれてコールタールの部分が見えてきました。

鉄部の錆止め

浮いている塗膜をケレンしてコールタールが出てきたので、錆止めもエスケー化研のマイルドボーセイという2液性の物を使用しましたが、コールタールが溶けて黄色に変色してしまいました。

鉄部の上塗り

上塗りにもエスケー化研のクリーマイルドシリコンという、2液タイプのものを使用して1日乾燥させました。

上塗り1回目では、コールタールが溶けて黄色に変色しましたが、上塗り2回目を翌日にしたことで、上塗り1回目の塗膜が固まり上塗り2回目を塗装した時にはコールタールが溶けてきませんでした。

ウッドデッキの塗装

ウッドデッキにはキシラデコールという木部専用塗料を使用しました。
ウッドデッキの下の鉄部や木部を塗装して、ウッドデッキの裏側を塗ってから元に戻して、最後に表面を塗装しました。

キシラデコールは普通の塗料とは違い、木部専用塗料になるので木に浸透させるように塗装することがポイントです。そのために木の状態によっては塗料の使用量が変わってくるので、長年の経験も必要になってくると思います。

ベランダの鉄部とウッドデッキの塗装後

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